KANA NISHIO    西尾 佳那


現代美術作家

 "How to" (ハウツー)を手がかりにインタビューやリサーチのプロセスを通して多様な考え方、生き方にふれ、意味や価値を固定化しないための方法を考える 作家は過去に、伝統的な暮らしと宗教観を守るメノナイトや、ダム建設予定地となった集落の調査などのフィールドワークやを行ってきた。そして現在は福島県西会津町にて、作家活動の傍ら限界集落を舞台にアートプロジェクトの企画・運営を行っている。 そうした活動の中で、目の前にあるものが次の日には無くなりうること、今まで確かだと信じていた事実すらもひっくり返りうることを痛感した。その喪失や転換と向き合うこと、また意味や価値を固定しないことでみえてくる物事の曖昧さ。あるいは表現としてそれらを引き起こすことが創作におけるテーマとなっている。


1994 年神奈川県川崎市生まれ

東京造形大学美術科絵画専攻卒業

東京藝術大学美術研究科油画修了

現在、福島県西会津町と横浜の2地域を拠点に活動している。


How to/ ハウツー” をキーワードに多様な考え方生き方にふれ、 意味や価値を固定化 しないための方法を考える。インタビュー/ リサーチのプロセスを経て集めた物事を編 集し、映像やオブジェクトを組み合わせたインスタレーション作品を制作している。 主な展覧会に『Identified - 相対的「 X 」と 絶対的「 X 」』(コートヤードHIROO / 東京)『Accumulations / 蓄積』( 青山|目黒、東京 、2022)『ものののこ しかた 』 ( 東京都美術館、東京、2022)、『ここで、まってる』(BUoY、東京 2020) 



活動拠点となっている福島県西会津町では、山奥にある農村集落に美術館を設立するプロジェクトを牽引し、地元住民とともに地域に開かれた文化芸術鑑賞の場作り、文化をアーカイブするプロジェクトを実践している。(農とくらしHP )   その他、「教育×地域×芸術」を掲げ、学校にアーティストを招いて展示や交流企画を行うなどの活動をしている。


その他、アートディレクションやビジュアルブランディングなど活動は多岐に渡る。


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